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※本ページには広告(アフィリエイトプログラム等)が含まれます。掲載している価格は 2026年8月16日時点でさくらインターネット公式サイトに記載されていた税込価格です。
Windows プランは同メモリの Linux プランの約 1.5 倍。EA 常駐なら W2G 以上が現実的
2026年8月16日時点の公式価格で並べると、さくらの VPS for Windows は同じメモリ容量の Linux プランに対して 1.5〜1.7 倍の月額でした。差額は Windows Server のライセンス費用です。
そしてもう 1 つ、契約前に知っておくべき落とし穴があります。リモートデスクトップの同時接続は OS 標準の 2 接続までで、それ以上必要なら RDS SAL が月 1,320 円ずつ加算されます。ここを見落とすと見積もりが狂います。
- MT4 / MT5 の EA を止めずに動かしたいなら W2G(月 2,750 円)以上
- とにかく安く Windows を 1 つ持ちたいなら W1G(月 1,485 円・年額 16,335 円)
- ブラウザ自動化ツールを常駐させたいなら W4G(月 5,390 円)
- 3 人以上で同時に RDP したいなら、RDS SAL 月 1,320 円 × 人数が別途必要です
- Web サーバー・アプリサーバー用途なら、Linux プランのほうが月 605〜3,740 円安く済みます
さくらの VPS for Windows とは
Windows Server が入った状態で借りられる VPS
さくらの VPS for Windows は、Windows Server があらかじめインストールされた状態で借りられる VPS です。通常のさくらの VPS が Linux ディストリビューションを選ぶのに対して、こちらは Windows Server のライセンス込みでプランが組まれています。
使い方はシンプルで、契約してサーバーが起動したら、手元の PC からリモートデスクトップ(RDP)で接続します。RDP は Windows 標準の機能なので、Windows PC はもちろん Mac やスマートフォンからも専用アプリでつながります。
プランは 4 つ。1GB から 8GB まで
公式の仕様ページで確認したプラン構成はこうなっています。2026年8月16日時点の税込価格です。
| プラン | メモリ | CPU | SSD | 月額 |
|---|---|---|---|---|
| W1G | 1GB | 仮想 2Core | 50GB | 1,485 円 |
| W2G | 2GB | 仮想 3Core | 100GB | 2,750 円 |
| W4G | 4GB | 仮想 4Core | 200GB | 5,390 円 |
| W8G | 8GB | 仮想 6Core | 400GB | 10,780 円 |
初期費用は無料、お試しは 2 週間です。12 ヶ月一括にするとおよそ 1 ヶ月ぶん得になり、W1G なら年額 16,335 円(月額換算 1,362 円)まで下がります。
Linux プランとの違いはライセンス費用
このブログでは普段 Linux 系の VPS を扱っています。同じさくらの VPS でも、Linux プランと Windows プランでは価格の付き方がはっきり違うので、次の章で数字を並べます。
料金:Linux プランとの差は約 1.5 倍
同じメモリ容量で横に並べる
Linux 側は石狩リージョンの月額で比較しました。どちらも 2026年8月16日時点・税込です。
| メモリ | Linux プラン | Windows プラン | 差額(月) | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 1GB | 880 円 | 1,485 円 | +605 円 | 1.69 倍 |
| 2GB | 1,738 円 | 2,750 円 | +1,012 円 | 1.58 倍 |
| 4GB | 3,520 円 | 5,390 円 | +1,870 円 | 1.53 倍 |
| 8GB | 7,040 円 | 10,780 円 | +3,740 円 | 1.53 倍 |
面白いのは、2GB 以上では倍率がほぼ 1.53〜1.58 倍で一定になることです。メモリが増えるほどライセンス費用の重みが相対的に薄まる、という単純な話ではなく、上位プランほど差額そのものは膨らみます。8GB では月 3,740 円、年間で 44,880 円の差です。
1GB プランだけ割高になる
W1G だけ倍率が 1.69 倍と突出しています。Linux の 1GB が 880 円と安いぶん、ライセンス費用が乗ったときの跳ね上がり方が目立つ形です。
とりあえず一番安いプランで、と選ぶと、いちばん割高な買い物になるという逆転がここで起きます。用途がはっきりしているなら W2G から検討したほうが納得感があります。
年間一括でどれだけ変わるか
12 ヶ月一括はおおよそ 1 ヶ月ぶんの割引です。W1G の場合、月払いなら 1,485 円 × 12 = 17,820 円のところ、年額 16,335 円なので 1,485 円浮きます。
止めるかどうか分からない検証用途なら月払い、EA を通年で回すなら年払い、という切り分けで十分です。
見落としやすい RDP の同時接続数
標準は 2 接続まで
公式ページに明記されているとおり、リモートデスクトップの同時接続数は 1 サーバーあたり OS 標準設定の 2 接続までです。個人で使うぶんには足りますが、チームで共有する前提だとすぐ上限に当たります。
3 人目からは RDS SAL が月 1,320 円
それ以上の同時接続には RDS SAL(ライセンス)が必要で、月額 1,320 円(税込)が別途かかります。3 人で使うなら W2G 2,750 円 + SAL 1,320 円で 4,070 円、5 人なら 2,750 円 + 1,320 円 × 3 = 6,710 円という積み上がり方です。
プラン表の月額だけで社内見積もりを出すと、ここで差額の説明を求められます。
接続元の制限は必須と考える
RDP はインターネットに開く窓口でもあります。接続元 IP を絞る、推測されにくいパスワードにする、必要なら VPN 経由に限定する——このあたりは最低ラインです。公開されたポートは置いた瞬間から探索の対象になるので、まだ何も置いていないから大丈夫、という判断はしないほうがいいです。
用途別に向く・向かない
ケース別の対応表
| やりたいこと | 向く選択肢 | 目安の月額 |
|---|---|---|
| MT4 / MT5 で EA を常駐 | W2G | 2,750 円 |
| 検証用の Windows を 1 つ持つ | W1G | 1,485 円 |
| ブラウザ自動化・業務ソフト常駐 | W4G | 5,390 円 |
| チーム 3 人で共有 | W2G + RDS SAL | 4,070 円 |
| Web サーバー / アプリサーバー | Linux プラン | 880 円〜 |
Windows でなければならない理由があるか
判断はここに尽きます。MT4 / MT5 のように Windows 向けに作られたソフトを 24 時間動かしたい、Linux では動かない業務アプリを常駐させたい——この条件に当たるなら Windows プラン一択です。
サーバーを借りたいが OS はどちらでもいい、という場合は、Linux プランのほうが月 605〜3,740 円安く済みます。うちで動かしているのも Linux プランで、Web サーバー用途なら GUI が無いぶん素直です。まずはさくらの VPS の初期セットアップ手順を眺めてから決めても遅くありません。
電気代との比較で考える
自宅 PC を 24 時間つけっぱなしにする案と比べる人も多いところです。故障リスクと停電リスクを別にしても、常時稼働ぶんの電気代と W1G の 1,485 円を天秤にかけると、置き場所を取らないぶん VPS が有利になりやすい構図です。
さくらの VPS for Windows の最新プランと料金を公式サイトで確認する(2 週間の無料お試しつき)
始め方の流れ
契約から接続まで
- 申し込み画面で Windows プラン(W1G〜W8G)を選ぶ
- 支払い方法を選ぶ(クレジットカード払いなら 2 週間無料のお試し対象)
- サーバーが起動したら、コントロールパネルで管理者パスワードを確認する
- 手元の PC から RDP クライアントで接続する
Windows から接続する
Windows なら標準の mstsc がそのまま使えます。ファイル名を指定して実行、あるいはコマンドを叩いて起動します。
# 接続先を指定して起動する
mstsc /v:203.0.113.10:3389
# 全画面で開く
mstsc /v:203.0.113.10:3389 /f
IP アドレスはコントロールパネルに表示されているものに読み替えてください。上の例は説明用のアドレスです。
接続元 IP を絞っておく
接続できることを確認したら、そのままにせず接続元を制限します。Windows Server 側のファイアウォールで、RDP を特定の IP からだけ許可する形が手っ取り早いです。
# RDP を特定の接続元だけに許可する(PowerShell・管理者権限)
Set-NetFirewallRule -Name RemoteDesktop-UserMode-In-TCP `
-RemoteAddress 198.51.100.25
# 現在の設定を確認する
Get-NetFirewallRule -Name RemoteDesktop-UserMode-In-TCP |
Get-NetFirewallAddressFilter
自宅回線の IP が変わる環境なら、固定 IP のある回線か VPN を挟むほうが運用は楽になります。
よくある質問
Q1. さくらの VPS for Windows の一番安いプランはいくらですか?
2026年8月16日時点で月額 1,485 円(税込)の W1G プランです。メモリ 1GB・仮想 2Core・SSD 50GB という構成で、初期費用は無料。12 ヶ月一括なら年額 16,335 円(月額換算 1,362 円)まで下がります。
Q2. Linux プランと比べてどれくらい高いですか?
同じメモリ容量で 1.5〜1.7 倍です。1GB なら 880 円に対して 1,485 円(+605 円)、8GB なら 7,040 円に対して 10,780 円(+3,740 円)。差額は Windows Server のライセンス費用にあたります。
Q3. 何人まで同時にリモートデスクトップで使えますか?
OS 標準の 2 接続までです。3 接続目からは RDS SAL が 1 ユーザーあたり月額 1,320 円(税込)必要になります。チームで共有する予定なら、この分を最初から見積もりに入れてください。
Q4. EA を動かすにはどのプランが必要ですか?
W2G(月 2,750 円)以上が現実的です。Windows Server は GUI を持つぶん、コマンドライン主体の Linux より常時消費するメモリが増えます。取引プラットフォームを複数立ち上げるなら、W1G の 1GB では余裕がありません。
Q5. 無料でお試しできますか?
2 週間の無料お試しがあります。クレジットカード払いを選んだ場合が対象です。実際の動作を確認してから本契約に進めるので、EA や業務ソフトが問題なく動くかを先に見ておくと安心です。
Q6. Web サイトを公開する用途にも使えますか?
使えますが、その用途なら Linux プランのほうが安く済みます。Web サーバーやアプリサーバーとして動かすだけなら Windows である必要はなく、月 605〜3,740 円の差額がそのまま無駄になります。用途の切り分けはレンタルサーバーと VPS どっちを選ぶべきかにまとめています。
まとめ
さくらの VPS for Windows は、Linux では代用できない Windows 専用の常時稼働環境が要るときの選択肢です。2026年8月16日時点の公式価格では、W1G が月 1,485 円、W2G が月 2,750 円。同メモリの Linux プランに対して 1.5〜1.7 倍という価格差が、そのままライセンス費用の重みになります。
EA を常駐させたいなら W2G 以上(月 2,750 円〜)です。チームで共有するなら RDS SAL 月 1,320 円 × 人数を加算して見積もってください。OS はどちらでもいいなら、Linux プランで月 605 円以上安くなります。
価格と仕様は改定されます。この記事の数値は 2026年8月16日時点のものなので、申し込み前に公式で最新の金額を確認してください。とくに RDS SAL は必要になってから気づきやすい項目です。
さくらの VPS for Windows を公式サイトで見る(プラン・料金の最新版はこちら)
