さくらのVPSを2019年から使い続けている。途中でConoHaやVultrも試したが、結局さくらに戻ってきた。2025年時点での正直なレビューを書く。良い点も悪い点もぶっちゃける。
料金(2025年6月時点)
東京リージョン・SSDプランの月額(税込):
- 1GB / 1コア / SSD 25GB: 715円/月
- 2GB / 2コア / SSD 50GB: 1,518円/月
- 4GB / 2コア / SSD 100GB: 2,948円/月
- 8GB / 4コア / SSD 200GB: 5,808円/月
石狩リージョンは東京より5〜10%ほど安い。個人サイトや検証用なら1GBプランで十分。複数のLaravelサイトを同居させるなら2〜4GBが現実的。
速度ベンチマーク(2GBプラン、東京)
ディスク書き込み(dd)
dd if=/dev/zero of=/tmp/test bs=4k count=80000 oflag=direct
# 結果: 約250MB/s
NVMe SSDを謳っているが、実際の書き込みは200〜300MB/sあたり。体感的には十分速い。
CPU(sysbench)
sysbench cpu --cpu-max-prime=20000 run
# 結果: events/sec 約450〜500
仮想環境共有の宿命で、時間帯によってブレがある。夜間(22時〜深夜)は若干遅くなる印象。
良い点
- 国内回線品質が安定: 国内ユーザー向けサイトのレスポンスは良好。海外VPSと比べて明らかにpingが低い
- サポートが日本語: 困った時に日本語でチケットを投げられる安心感は大きい
- コントロールパネルが分かりやすい: VNCコンソール、スナップショット、OSの入れ直しがGUIで完結する
- 支払いが楽: クレカ、コンビニ払い、銀行振込に対応。個人事業主でも経理処理しやすい
悪い点・気になる点
- 割高感: 同スペックで比較するとVultrやLiNode(Akamai Cloud)より1.5〜2倍程度高い
- グローバルな拡張性が低い: 海外リージョンが実質ない。海外向けサービスには向かない
- オブジェクトストレージが弱い: S3互換ストレージはあるが機能・価格ともAWSやCloudflare R2に比べ見劣りする
- CPU性能のブレ: 混雑時間帯にパフォーマンスが落ちることがある
競合との簡単な比較
- ConoHa VPS: さくらとほぼ同価格帯。時間課金対応でコスト管理しやすい。UIはConoHaの方が洗練されている
- Vultr: 価格は安め。グローバルリージョンが豊富。ただし日本語サポートなし
- Linode (Akamai Cloud): コスパは良い。ドキュメントが充実しているが日本リージョンは東京のみ
結論
「コストを最小化したい」ならVultrやLinode。「日本語サポートと国内回線品質を優先したい」ならさくらかConoHa。個人サイト・同人系ツール・国内向け業務系ならさくらで十分満足できる。海外展開や大規模トラフィックを想定するなら最初からAWSやGCPを検討した方がいい。
私はコスト面よりも日本語サポートと長年の信頼感を重視して使い続けている。
